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サマンサタバサ テーマ解説インタビュー

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サマンサタバサを知っている人は多くいるだろう。憧れを持つ高校生もいるかもしれない。そんなサマンサタバサが今年、マイナビキャリア甲子園の高校生にテーマを出題した。サマンサタバサが何を大切にしているブランドなのかを理解し、皆さんのアイデアで自由に進化させよう。(取材:羽田啓一郎)

お話を伺った方

辻本 亜樹さん

埼玉県出身。実家が病院だったこともあり、医学部を目指し受験勉強を頑張ったが志望校には受からなかった。そこで1年間自由に過ごす機会を作り自分が何に興味を持っているかを考えた結果、服飾の専門学校に進んだ。販売やブランドの仕事を経験したのち、現在はサマンサタバサジャパンリミテッドのプレスの仕事をしている。

安武 美織さん

熊本県出身。高校時代の接客のアルバイトを通じ、将来英語と接客ができる仕事に就きたいと考えた。大学は地元九州の英語科がある大学に進学。大学時代も仕事に対する思いは変わらず、英語をいかしつつファッションに携われる仕事を志望する中で、サマンサタバサジャパンリミテッドに入社。海外のお客様が多い新宿店舗などの仕事を経て現在は本社のプレスの仕事をしている。

サマンサタバサジャパンリミテッドが大切にしている三つの思いやりとは?

ーサマンサタバサというブランド名は聞いたことがあっても、使ったことが無い・店舗に行ったことがないという高校生も多いと思います。どのようなブランド、会社なのかを教えていただけますか?

辻本:当社は主にレディースのバッグ、ジュエリー、小物を扱っているサマンサタバサ事業本部と、ブランドのファッションアイテムを販売するフィットハウス事業本部からなる会社です。サマンサタバサ事業本部のメインブランドとなる「サマンサタバサ」は誕生から30年を迎えるブランドで、コンセプトを「永遠の女性のパートナー」としています。

安武:サマンサタバサ以外にも「サマンサベガ」や小物を中心としたアイテムを展開する「サマンサタバサプチチョイス」、ジュエリーの「サマンサジュエリー」、そして女性だけではなくメンズブランドである「キングズ」、ゴルフウェアブランドの「サマンサゴルフ」、モールを中心に展開する「アンドシュエット」など、幅広いブランドラインを展開しています。

ー若い女性向けのブランド、というイメージがあったのですが、本当に幅広く展開されているんですね。

辻本:そうですね、20代向けブランドと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが実はそれだけではありません。先ほどもお話しした通りサマンサタバサのコンセプトは「永遠の女性のパートナー」。長く使っていただきたいですし、年齢やシチュエーションに合わせていろいろなアイテムをご用意しているのが強みですね。また私たちは創業から一貫して日本発の世界ブランドを目指しています。

ー私は外資系のブランドなのかと勝手に思っていましたが日本のブランドなのですね。

安武:海外ブランドだと思われているお客様も確かに多いですね。実はあえて日本ブランドと謳わずにスタートしているからそう思われるのかもしれません。日本のブランドとして職人のワザを使ったmade in Japanのモノづくりの強化もしています。

ーブランドとしての強みは他にありますか?

辻本:サマンサタバサの全員が大切にしているのが「ひと手間かけた思いやり」という心です。私たちは日々の仕事の中で三つの思いやりを大切にしています。「お客様へのひと手間かけた思いやり(信頼)」「地域社会へのひと手間かけた思いやり(尊敬)」「人と人へのひと手間かけた思いやり(働きがい)」の三つです。

安武:店舗スタッフを含め全員が、企業の行動規範としてこの三つを実行実現することで、お客様一人一人をお迎えできる心構えを誇りにしているのです。今回、高校生の皆さんに企画アイデアを考えていただく際もこの「思いやり」は大切にしていただきたいですね。

サマンサタバサのテーマを考えるヒントとは?

ー今、テーマについて触れていただいので今年のマイナビキャリア甲子園に出題されたテーマについてお聞きしたいと思います。今回のテーマを設定された背景を教えてください。

辻本:私たちはいろいろな方に愛用していただくブランドになりたいと思っています。それは世代はもちろん、性別もです。例えばですがお母さんが高校生の娘にサマンサタバサプチチョイスのお財布をプレゼントし、その娘がおばあちゃんにバッグをプレゼントするかもしれない。結婚記念日に旦那さんにキングズのバッグをプレゼントすることもあるでしょう。このように、多様なブランドを展開しているサマンサタバサリミテッドジャパンだからこそできることがあります。サマンサタバサは、全ての人のライフスタイルに寄り添っていけるようなブランドを目指しているのです。そこで、高校生の皆さん自身もそうですし保護者の方や兄弟、おじいちゃんおばあちゃんなど自分の周りにいる人たちのことを考えながらサマンサタバサのブランドについて考えていただきたいと考え、今回のテーマにしました。

安武:サマンサタバサでは現在「サマンサタバサReborn計画」を推進しており、「お客様、働く人、職場」の三つのひと手間かけた思いやりを大切にしながらも、組織を含めビジネスの展開を抜本的に改革しています。今回、マイナビキャリア甲子園に参加する高校生にも、サマンサタバサが新しく生まれ変わるような斬新なアイデアを期待しています。

ー高校生が考えるのは必ずしもバッグやお財布などの商品を軸に考えなくてもいいですか?

安武:はい、サマンサタバサのブランドコンセプトや考え方を踏まえていただければ商品だけではなく企画やサービスでも構いません。実際、サマンサタバサの強みは商品だけではありません。例えばサマンサタバサには1,300名の社員がいるのですが、店舗にいらっしゃるお客様の中には「店舗スタッフさんに会いたかったから!」とおっしゃって来てくださる方も多いくらい、サマンサタバサの強みの一つになっています。この「サマンサ女子」は、“お客様の喜ぶ笑顔のために”という企業文化の象徴ですね。新人スタッフにも店長や先輩の仕事を見ながら「サマンサ女子」としての伝統が受け継がれています。

辻本:高校生の皆さんがアイデアを膨らませるための一つの事例としてサマンサ女子プロジェクトをご紹介します。このプロジェクトは当社の女性社員が日常的にお客様とのコミュニケーションの中でファッションやトレンドなどの感情を育んでいるからこそ生まれたプロジェクトで、サマンサ女子が店舗での接客の枠を超えて活動を開始しました。今年はエバラ食品工業株式会社様とコラボレーションし、エバラ食品の「黄金の味」を使用したキッチンカーのメニューをサマンサ女子がプロデュースしました。まだ発表はできないのですが、その他にも新しい取り組みも進んでいるので楽しみにしていてください。

サマンサタバサというブランドを改めて考えてみよう

ーサマンサタバサの考え方を軸にすればさまざまなアイデアが出てきそうですね。逆に「こういうアイデアは歓迎できない」というものはありますか?

辻本:いえ、サマンサタバサの考え方を踏まえていただければ特にないですね。世代、性別、国、全て枠組みはありません。高校生の皆さんが自由に発想していただいて構いません。

安武:サマンサタバサの商品をよく知らない方も、知らないからこそ持っているイメージがあるのではないかと思います。もしくはサマンサタバサを持っているお友達や家族に聞いてみるとそこでコミュニケーションが生まれ、新しいヒントやアイデアが生まれると思います。

ー確かに、知らないからこそまっさらな視点でサマンサタバサの世界に触れてみてもいいかもしれませんね。サマンサタバサの店舗を訪れてみようと考える高校生もいると思うのですが、お店に入るのが初めての高校生は緊張してしまうのではと思うのですが…

辻本:お客様には高校生もたくさんいらっしゃるので、緊張せずに、ぜひ店舗に訪れていただきたいですね。店舗によって展開しているブランドが違ったりもするので、世界観を体感いただけるのではないかと思います。店舗スタッフ一同、歓迎いたしますよ。

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