参加者の皆様へ

第10回マイナビキャリア甲子園書類審査の所感と全体アドバイス

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こんにちは、マイナビキャリア甲子園運営事務局の羽田です。

先日、第10回マイナビキャリア甲子園の書類提出が締め切られました。今年は過去最高の1万人を超える高校生からのプレエントリーがありました。
マイナビキャリア甲子園に取り組んでいただき、本当にありがとうございました。結果は、12月中旬に本サイトに掲載予定です。
結果発表はX(旧:Twitter)が最も早いと思うので、フォローお願いします!

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私も通過チームの書類は全て拝見しましたが、今後の皆さんの参考になるかもしれないポイントをいくつかここで記させていただきます。
もし書類審査が通った方は是非参考にしていただき、次のプレゼン動画審査に活かしてください。ブラッシュアップが許されているので、ここから一気に進化させちゃってください。当然ながら、次のステップは書類審査より更に競争が激しくなります!
毎年、マイナビキャリア甲子園は書類審査時点でとんでもない倍率なので、そこを通過したライバル達も超強力だと思ってください・・・!

また、書類審査同様プレゼン動画審査も〆切遵守です。動画はアップロードに時間がかかる可能性がありますので、必ず前日までに提出を終えておくことを強く強くお勧めします。締切直前になって「間に合わないかも」というお問い合わせをいただいてもこちらとしては延長の措置はとりません。

さてでは、全体のアドバイスを。

企業インタビューや動画をしっかり見ているか?

マイナビキャリア甲子園は企業からのお題、テーマにどこまで向き合っているかがポイントになってきます。

今回書類通過された方は大丈夫だとは思いますが、改めて企業インタビューは読んでおいてください。書類審査は我々事務局が担当しましたが、次のプレゼン動画審査で審査するのは企業です。企業インタビューや動画を見ていないと、よほど素晴らしいアイデアでないと厳しい結果になると思います。
インタビューはこちらです!

エビデンスが不足していないか?

相手に何かを説得するうえで、エビデンス(証拠・根拠・裏付け)は必要です。皆さんの企画書を拝見していると「〇〇が効果的!」「〇〇であるべき!」といった掛け声で終わっているものが散見されます。「何故そう言えるのか」を示すのに最も効果的なのがエビデンス。どこかの調査資料や研究論文、また先行している事例、エビデンスがなかったら自分たちで調査してみるなど、客観的な証拠を集めてください。それがないと、「君が思ってるだけだよね?」という風に思われてしまうかもしれません。

もし何か他の調査を引用する場合は出典を明記する事もお忘れなく!
あと、よくあるのがグラフなどのエビデンスを載せているのに割合などの数字が書かれていないもの。何となくは伝わりますが、読む側の立場に立って考えられていませんね。相手の立場に立って考えましょう。

一次情報をとっているか?

今年2023年度大会で目立ったのが「実際にやってみた」や「直接話を聞いてみた」という一次情報を盛り込んできたチーム。ネットで調べた情報や自分たちの頭の中だけで考えたアイデアではなく、実際に試作品を作ってみたり、企画の相手になる想定ユーザに意見を聞いてみたり、と一次情報、自分たちしか持っていない情報を盛り込んでいたチームがこれまでより増えていました。前述したエビデンスとして、これほど魅力的な根拠はありません。

一見面白そうなアイデアでも根拠がないと説得力はありませんよね。動画審査に向けて、ぜひ一次情報を盛り込んでみてください。

自分達のアイデアを他の誰かに聞いてもらおう

企画を作っている当の本人たちは議論の過程が分かっていますし、思い入れもあるでしょう。なのでどうしても視野が狭くなります。自分達のアイデアに自信を持ってしまっています。ですので、一度自分たちの企画書を他の人に見てもらって意見をもらう、というプロセスを入れてみてください。

自分達では気づかなかった視点のモレやロジックの矛盾などが浮き彫りになるはずです。
課題が見えたら、あとはそこを強化していけばいいわけです。

また、自分達は分かっているつもりでも相手には伝わっていない、という事もよくあります。プレゼンは、相手に伝わらなければ全く意味がありません。
どんなに素晴らしい企画でも、伝わらなければ意味がない。だからこそ、他の人に自分たちのプレゼンを見てもらう事にはとても大きな効果があります。

自分達の強みは?

書類審査とは、たくさんの書類の中から次のステップに進むために行う審査です(言わずもがなですが)。
そして、次のプレゼン動画審査では各社の中から選ばれたチームのみが進出します。

何が言いたいかというと、こういうコンテストは他のチームと何らかの差別化をしないと審査は通過できない、ということです。
では自分たちの企画書は、どこで他と差別化を図るのか?
アイデアの斬新さ、論理性、エビデンスの豊富さ、志の高さなどなど・・・。

勝負の世界では「どうやって戦うか?」という戦略が必要になります。自分達がどこで戦うと有利になるのかを意識してみてください。

マイナビキャリア甲子園の審査項目は意識している?

皆さんがどんなに「これはいい!」と思っていても、市場やユーザーがそう思っているとは限りません。
マイナビキャリア甲子園でも審査項目が存在し、公開しています。

ビジネスでは顧客に価値を感じてもらえないサービスは売れません。つまりユーザや顧客に意思決定権があるという事です。
マイナビキャリア甲子園もそれと一緒。何を審査として見るかを公開しているので、そこと照らし合わせて企画を練り直してください。

おまけ:よく頂く質問

では最後に、よく頂く質問についてお知らせします。プレゼン動画審査に進む方はよく読んでおいてくださいね!

Q:プレゼン動画審査は企画の内容を変えてもいいですか?
A:変えてもいいです。ただし、それなりの倍率で評価されて書類審査を突破しているので、企画の内容を根本から変えるのは得策とは言えない気がします。エビデンスを強化したりロジックを強化したり新しい価値を加えたり、とする方がいいとは思います。

Q:プレゼン動画審査の審査員は書類審査の時と同じですか?
A:いえ、違います。これは事前に公開していますが、書類審査はマイナビキャリア甲子園運営事務局が行っており、プレゼン動画審査は各テーマ出題企業が見ます。なので、プレゼン動画を見る審査員は初めて皆さんの企画に触れると思ってください。

Q:プレゼン動画審査の企業の審査員は書類審査の書類は見ていますか?
A:審査員は複数人で対応いただいてます。複数人いらっしゃるので、見ている方もいるでしょうし、見ていない方がいる可能性もあります。なので、「初めて企画を聞く人」を相手にすると思った方がいいでしょう。

Q:プレゼン動画は編集を加えてもいいですか?
A:全然いいです。ただ、プレゼン動画を勝ち上がると次の準決勝大会は企業の前でリアルにプレゼンする事になります。動画の編集クオリティがどんなに高くても準決勝では全く意味がないので、中身のブラッシュアップに時間を使った方がいいと思います。

以上になります。
書類審査とは違ってプレゼンテーションではスライド資料以外にも訴求できるポイントが沢山あります。
チームと協力し合って、ベストなプレゼン動画を提出ください!

提出方法はくれぐれも要確認してくださいね!

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