キャリア甲子園2021に初めて名乗りを上げたLG Electronics。LG製のパソコンやテレビなどを使ったことがある人も多いかもしれない。グローバルにビジネスを展開するLG Electronicsが今回キャリア甲子園に出題したテーマは「10年後のノートパソコンの価値とLG gramの融合」。2021年の大会テーマに相応しくノートパソコンの価値を「Re:creation」し、同社のブランドであるLG gramと融合させる。そのためにはLG gramのことを知らなければならないだろう。このインタビューでヒントを掴んで欲しい。

お話を伺った方

LG Electronics Japan株式会社 Marketing Team 易 臣さん

中国上海出身、高校卒業後、2000年に来日。経済を学びたいという思いで早稲田大学政治経済学部経済学科に進学。大学卒業後、ITコンサル、広告代理店とさまざまな会社でキャリアを重ね、豊富な経験を武器に2020年にLG Electronicsに入社。現在はLG製品のマーケティングを担当している。

前進するすべての人を応援するLG gram

ー今日はよろしくお願いします。まずお聞きしたいのが、どうしてキャリア甲子園に参加しようと思われたのでしょう?その意図を教えてください。

LG Electronicsはテレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、デジタルサイネージ、車載用機器などを製造、販売する世界有数の総合家電ブランドです。日本にも進出してから40年近く経ちました。おかげさまで多くの方に愛していただくブランドに成長しましたが、これからもっと多くの方に使っていただくために、若い世代のアイデアもぜひ聞いてみたい、と思ったのが最初のきっかけです。

ー日本に進出してそんなに長い年月が経っていたとは驚きです。キャリア甲子園で取り組む際にはLG gramの強さを理解しなくてはなりませんが、LG gramとはどんな製品なのでしょうか?

LG gramは2014年誕生した当社のノートパソコンブランドです。日本にも2016年に販売開始していて、軽量・大画面・長時間バッテリー・高性能・高耐久を強みとして、モビリティ・パフォーマンス・ユーザービリティが優れた一台です。「かなえたい、すべてを」というブランドメッセージを打ち出しており、目標ややりたいこと、夢の実現に向かって頑張っている人を応援するブランドを目指しています。

ーコロナによってノートパソコンの意味づけも変わっていますよね。

そうですね、コロナになってリモートワークが増えたことで、ノートパソコンを持ち運ぶ機会も増えたのではないかと思います。コロナ前はあまり気にしていなかったノートパソコンの重さやバッテリー時間、耐久性なども気になるようになった人も多いと思います。軽さはあるが画面も小さいし、バッテリー時間も短い、あるいは、画面は大きいが重すぎて持ち運べないなどといった悩みの声もよく聞きます。そういったような時代の変化に伴う生活者の悩みや課題を聞き入れ、LG gramは今年、ニューノーマル時代に適したモバイルノートとしてさらに進化を遂げました。

ー開発はグローバルで行われているのでしょうか?

はい、その通りです。ただ、当社の製品は全世界で販売していますので、その国々の言語や好みによって、製品の仕様を調整して、より使いやすいように工夫しています。

ー日本のLG gramのユーザー層はどのような人が多いのでしょうか?

現状では30代以上のビジネスパーソンが多いですね。アメリカや韓国では学生世代のユーザーも多いので、当社の思いとしては、日本でも大学生や高校生をはじめもっと若い世代のユーザーも増やしたいと思います。

10年後のノートパソコンの価値をどう捉えるか?

ーキャリア甲子園は高校生が出場しますが、高校生の中でも最近ノートパソコンユーザーが増えているようですね。そしてスマートフォンやタブレットもどんどん高機能化しています。その中でノートパソコンの価値はどのように考えればいいでしょうか?

仰る通り、高校生の中でも最近ノートパソコンユーザーが増えていると思います。スマートフォンやタブレットとは相互補完する関係かと思います。クリエイティブ技術の高度化やオンラインを中心にしたコミュニケーションの普及により、学業、仕事、コミュニケーションといった生活の中での様々な場面において、ノートパソコンが不可欠な存在になってきています。

ー確かに。

先ほどもお話しした通り、LG gramは前進する、挑戦する人を応援するブランドを目指しており、前進する、挑戦する人とともに前進していくことがブランドコンセプトです。10年後、社会がどんな変化をしていても「挑戦」の本質は変わらないでしょう。キャリア甲子園で当社のテーマに挑戦するみなさんにはこうしたLG gramの考え方を理解して、そのコンセプトを生かした上で、10年後の挑戦を支えるアイデアを出してくれると嬉しいですね。

LG Electronics のテーマに挑戦する高校生へのヒント


ー今回のテーマについてですが、製品機能やスペックなどそのものを提案しても良いのでしょうか?

ノートパソコンそのものの機能ではなく、どんな体験価値を生み出せるのかを考えて欲しいです。誰でもそうだと思いますが、パソコンは買うことが目的ではなくて、その先にどんなことができるか、が大事です。

ー今、自動車や電車もMaaS(Mobility as a Service)と呼ばれ、移動手段としてどんなサービス、体験価値が生み出せるかを各社が検討しています。それと似ていますね。

そうですね、使った人にどんなベネフィットがあるのかを自由に発想してほしいですね。自分がユーザーだったらパソコンを使ってどんなことをしてみたいか、周りの家族や友達はどんなサービスがあれば喜んでくれるかを考えてほしいです。10年後、皆様がおそらく社会人になった頃を想像して、その時代、ノートパソコンに求める価値はどのようなものになっているか、それに伴い、LG gramはどのような進化をしているのか、その進化ゆえに、提供できるサービスは何なのか、それが人々の生活にどのようなベネフィットをもたらせているか、のロジックで考えていただいて、アイデアを聞かせてほしいです。どんなアイデアが出るか、とても楽しみですね。

ーありがとうございます。話は変わりますが、易さんは中国ご出身で様々な経歴を持ち、グローバルビジネスにも関わっていらっしゃいました。どのように人生の進路を決めていったのでしょうか?

わたしは自分の軸を決めて、自分のやりたいことにひたすら挑戦し続けてきました。もちろんいろんな場面において、悩んだり、なかなか決断ができなかったりした時も多くありました、周りにも色々相談をしていました。しかし、自分の進路ですので、最終的に決めるのは自分だということで、自分の素の気持ちを大事にして、決めていました。現実がこうだからと言って妥協して、自分のやりたくないことを選ぶよりも、多少難しくても、その現実を打破して、自分の目指したいことに挑戦したほうがわたしは楽しいと思いますね。それこそが人生ではないでしょうか。

ーそんな易さんから見て日本の高校生に伝えたいメッセージはありますか?

BE FEARLESS,DREAM BIG。わたしの好きな言葉です。自分の軸をしっかり持って、失敗を恐れず、やりたいことに挑戦する、そして大きな夢を持つ。このような気持ちで今回のテーマにも挑戦してもらいたいと思います。

ーありがとうございます。最後に、キャリア甲子園の高校生に期待することを教えてください。

枠に囚われずに自分の気持ちをぶつけてほしいです。現実はこうだから、なんて考えて限界を自分で作らないことが大切です。皆さんそれぞれならではのアイデア、ワクワクしながらお待ちしています!

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