フツーはこのまま受験勉強のラストスパートなんだろうけど、精一杯頑張ったのかな。まだ高校でやり残した事があるんじゃないかな… 2014年、高3の春、周囲の受験ムードの中で自問自答している自分がいました。
そんな時に、同じ違和感や退屈さを感じていた友人が誘ってくれたのが「キャリア甲子園」だったのです。
出場を決めてからは、毎日が刺激の連続。2020年の日本の理想のあり方を考えること、理想に近づけるためのビジネスプランを考えること、効果的なプレゼンテーションの仕方を考えることetc. どれも今まで経験したことがないミッションで、知的魅力に溢れていました。
幸運にも全国大会へ出場することもでき、そして残念ながら日本一を逃したからこそ、大学進学後のモチベーションが増したように思います。それは途上国への留学につながり、そこで見聞きしたことをベースに大学生版キャリア甲子園といえる「キャリア・インカレ」に出場。なんとか優勝し、3年前の雪辱を果たすことが出来たのです。
正直、受験勉強に背を向けてのチャレンジに不安も感じました。でも、あの時一歩を踏み出さなければ、今のアクティブな僕はいなかったでしょう。自分で未来を切り拓くこと、それは若い世代の権利であり、社会への義務です。迷っている人がいたら、ぜひ出場をお勧めします。「甲子園」には未来への切符が置いてあります。
珠玉のビジネスプランを闘わせる熱気は、あなたの志を、そして日本の未来を変える可能性に満ちている。僕はそう信じます。
下山 明彦(東京大学 文科一類 3年生)
広島学院高等学校出身。キャリア甲子園2014ファイナリスト「Les Legume」。
その後東京大学に進学し、大学生向けビジネスコンテスト「キャリア・インカレ2016」にリーダーとして挑戦し、見事総合優勝を果たす。
2017年度、仮想通貨の分野で起業。