「夢見て行い、考えて祈る」山村雄一
何かを始める動機は、夢がいい。若い頃は誰でも夢を抱く。しかし、その夢が大抵実現しないのは、その実現可能性などを頭に巡らせてしまうためである―
キャリア甲子園に興味を持っている皆さんは、おそらくまじめで、日本の中でもかなり優秀な方々なのだろうと思う。逆説的だが、皆さんのような方々ほど、このようなジレンマに陥りやすい。夢を抱いたら、まず思い切って果敢に行動する。それから初めて考える。自分のやり方を再検討し、必要であれば行動を修正して、可能な限り努力したのちには、待って祈るのみ。
まずは夢を考え、それを行動に移すことが大切。優秀な皆さんにこそ、この言葉を送りたい。自分の中に秘められた可能性が、社会で何を成し得るのか。そのポテンシャルを秘めたままで終わるのか、新しい世界を切り開くのか。その分かれ道は、もしかすると、あなたが今踏み出す、この一歩なのかもしれませんよ?
皆様のご健闘とご活躍、並びにご成長を心よりお祈り申し上げます。
佐伯 壮一朗(大阪大学 医学部 医学科 5年生)
キャリア甲子園2015総合優勝、帝人代表「MOTION」メンバー。高校3年生時、受験勉強とキャリア甲子園挑戦を両立して取り組む。
キャリア甲子園以外にも模擬国連の活動にも注力。日本代表として世界大会に出場した実績も持つ。
2016年から大阪大学に進学。医学のスペシャリストを目指して日々勉学や学会発表、そして大学進学後も模擬国連の活動に多忙な毎日を送っている。