先輩からのバトンvol.8:小林詩奈

キャリア甲子園2021を戦う高校生へ、カロリーメイトプレゼンツ、先輩からのメッセージバトン企画。今回はキャリア甲子園2017で審査員特別賞に輝いた国際基督教大学4年生の小林さんにお話を伺った。
(取材・執筆:キャリア甲子園運営事務局 羽田 啓一郎)
*記事内容は取材時の2021年12月時点の情報です

お話を伺った方

小林詩奈さん

国際基督教大学4年生。高校3年生の時にチーム「ICU」として出場したキャリア甲子園2017で審査員特別賞受賞に輝く。2022年4月から外資系企業に就職予定。

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決勝大会当日の朝に彼氏に振られる!

2017大会で審査員特別賞を受賞し、カロリーメイトをゲットしたチームICU。


ーご無沙汰しています。もう4年前の話になりますが、キャリア甲子園に出場した時のお話を聞かせてください。

懐かしいですね。あの時は高校3年生でした。私はもともと課外活動に力を入れて高校生活を過ごしていました。私が在籍していた国際基督教大学高等学校(以降ICU高校)は生徒の多くが帰国子女なんです。私も元々海外で生活していたことがあったので、海外の雰囲気と近いICU高校に進学したんです。そういう高校なので個人を尊重する風土があって、課外活動に力を入れてる人も多くて。それでfacebookを見ていたときに偶然見つけたキャリア甲子園を、別の大会に一緒に出場していたメンバーを誘って出てみようって思ったんです。

ーどうして出てみようと思ったんですか?

私たちは内部進学だったので高校3年生の受験期に時間を持て余してしまって、何かやりたいなとは思っていたんです。それで、これまでやってきた課外活動の集大成として挑戦するならキャリア甲子園だね、と。単純に面白そうだなと思ったし、自分の力を試したいなと思って。

ー残念ながら優勝は逃してしまいましたが、決勝まで勝ち進んで、審査員特別賞に輝いたんですものね。腕試しは成功でしたね。

いや、でも私、決勝大会当日の朝に彼氏に振られたんですよ(笑)。ただでさえプレゼン直前緊張してるのに控室でLINEで「別れよう」って言われて。

ーえ・・・。それは、、メンタル的にはきついですね。。

まあでも、それである意味吹っ切れました。もう私にはキャリア甲子園しかないって。実は彼があまり課外活動をするタイプではなくて、私がキャリア甲子園にのめり込み過ぎてしまっているのを見ていて不満を持っていたんですよね。決勝大会は生放送があるから学校の友達とかにも告知していたんですが、彼とはすれ違ってばかりで喧嘩が多くて。それで決勝当日の朝にいよいよ爆発してしまった、、、という。だから実は、キャリア甲子園に頑張ってる最中、私ずっと辛かったんです。

ーチームICUが決めポーズするときの合言葉、悲しみがこもっていたんですね・・・。

「明るく楽しく前向きに!」ってやつですね(笑)。逆に吹っ切れて気合入れられましたよ(笑)。

大学ではひたすら海外旅行。本当は留学に行くはずがコロナで中止に

春から社会人となり、外資系企業で働く小林さん。


ー確か決勝大会の日の夜から海外旅行でしたよね?

そうですね、決勝の足でそのままタイに旅立ちました。海外旅行は好きなので。それこそ大学入ってからはバイトしてお金貯めて海外旅行にたくさん行きましたね。

ーどんな国に行ったんですか?

えーっと、順番に言うと・・・香港、マカオ、タイ、タイ、イタリア、スイス、アメリカ、コスタリカ、パナマ、オーストラリア、韓国、また香港、台湾、マレーシア、韓国、シンガポール、マレーシア、スペイン、、とかですかね。

ーえ、そんなに行ったんですか?すごいですね。

そうですね、3ヶ月に一回は海外旅行行っていましたね。普段の日常から離れて非日常の空間の中に身を置くのが好きなんです。レジャーとしての面白さもありますけど、海外旅行に行くことで私は学問や言語への興味も湧いていきました。例えばコスタリカは自然がとても豊かなのですが、国土のほとんどが国立公園で色々な動物がいるんです。そういう国なので、環境保全の意識が全然違う。環境問題については日本にいても議論することはありますが、国民の生活レベルで環境に対する意識が全然違って、自分たちの日常の常識が全然違うんだな、という学びを得ることができました。それが刺激的で。

ー留学ではなくて旅行だったんですね。

本当は留学に行くはずだったんですよ。私、イタリアの文化と言語に凄く惹かれてしまって、大学3年生になったらイタリアに留学して観光学を学ぶ予定だったんです。でもそれがコロナ禍によってできなくなってしまって。

ーああ、なるほど。。。

本当はイタリア留学で観光について学び、その後大学院に進んでさらに専門分野を深めようと思っていたんです。でも、それができなくなった。結構最後まで粘りに粘ったんですけどね・・・。いよいよ留学できない、とわかって凄く悔しかったです。ずっと夢だったので。でもいつまでも落ち込んでいられないので、そこからは気持ちを切り替えて就職活動しましたね。元々留学して大学院に行く予定だったから就職活動は私にとっては方向転換。「私、何やりたいんだろう」って0から考えて色々な業界を見て、結局自分に一番しっくりきた会社から内内定をいただけたので春からその会社で頑張ろうと思っています。

一つがダメでも、全部がダメになるわけじゃない

大会終了後の懇親会では涙が止まらなかった小林さん。しかしまた新しい道を歩み始める。


ーなるほど、よくわかりました。キャリア甲子園に出場する高校生に伝えたいメッセージはありますか?

ちょっと重い話になりますが、私は実はキャリア甲子園で絶望してしまったんです。私、キャリア甲子園はやり切ったと自信を持って言えます。何度もチームと衝突しながらも勝利を目指して力を合わせて頑張って。決勝大会の日は彼氏に振られたけど、そこで腐らずに全力でプレゼンをやり切って。私たちのプレゼン、手応えも滅茶苦茶あって、決勝大会も優勝できたと思ったんですよ。でも、ダメだった。彼氏に反対されながら辛い思いをしながらこんなに頑張ってもダメなことって、あるんだなって。私は、全部ダメなんだなって。だからそんな自分を忘れたくて大学では課外活動とかはせずに海外旅行行きまくってやっと次の目標ができたのにコロナでダメで・・・。

ー・・・。

でも、高校生の皆さんに伝えたいのは、一つがダメでも全部がダメになるわけじゃないんだよって。私は結局甲子園も優勝できなかったし海外留学の夢も叶わなかったけど、自分の人生に後悔はしていません。留学できなくて落ち込んだけど、就職活動を始める中で自分の人生にとことん向き合う時間ができました。その時間は凄く自分にとって意味があって、それで入りたい会社に出会う事ができました。キャリア甲子園は過酷なので涙を飲む高校生の方が多いと思うんですが、そこで自分のことを諦めないで欲しいですね。

ーめちゃくちゃいい話ですね。

実は、私も最近高校生の頃のパッションが戻ってきているのを感じているんです。キャリア甲子園で私たちが取り組んだテーマは「観光」でした。そしてその後世界中を回って「観光ビジネス」への興味が強くなってきました。いつか私も、ホテル経営とかをしてみたいなって思っています。まずは自分が進む進路でしっかり成果を残して、いつかは経営者になりたい。また先の人生の目標が見つかりました。

ー小林さんは自分の想いが強い人なんですね。

想いといえば、キャリア甲子園の攻略としてのアドバイスは、自分達の熱意を大事にした方がいいと思っています。審査員にはこっちの方がウケがいいんじゃないかとかそういう選択をする場面は私たちにも何回もありましたが、結局評価をいただけたのは自分達が問題意識として持っていることをちゃんと発信したことでした。自分達の想いがあった方が伝わると思うんです。

ー確かにチームICUの皆さんのプレゼンはパッションがありましたね。

準決勝大会の前日に、私たちは自分たちのプレゼンプランを全部作り替えたんです。それまで時間をかけて作っていたものがあったんですがどうも納得いかなくて。それは人に評価してもらうことばかり気にしたプレゼンだったから。私たちはキャリア甲子園のためじゃなくて、自分たちがいいと思うもの、やってみたいと思うアイデアを考えていた。それならやっぱり原点に帰ろう、と前日に全部変えたんです。あの時に「でもせっかくここまで時間かけて作ったんだから・・・」という発想をして妥協していたら私たちは準決勝大会で負けていたと思います。自分の想いを信じて突き進んでほしい。それでダメでも、思いを持って突き進んだのならまた次の道があるよって、伝えたいですね。

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